フィリピンは "テキトーな国" です。【体験談】
フィリピンは、ズバリ "テキトーな国" です。
良い意味でも、悪い意味でもテキトーです。
前に、フィリピン人の仕事の怠慢さを紹介しましたが、今回は、フィリピン人のテキトーさを紹介します。
前回の話はこちらから↓
今回のお品書き
ではどうぞ。
テキトーな国・フィリピン
フィリピンは基本的にゆる〜い国です。
気を使うなんてこと全くないし、時間にはルーズだし、マイペースすぎるし、etc...
このフィリピンのゆるさは、時に厄介に、時にありがたくなって現れます。
エレベーターの中でイヤホンつけずに大音量で音楽流したり、待ち合わせの時間には予告なく遅れるし、Facebook見ながら接客するし、まぁ色々です。
ここまでだと、
いや、全部厄介やんっ!
ってなりますよね。
僕もフィリピンにきたての時は、フィリピン人の "テキトーさ" や "ルーズさ" にはイライラして頭を悩ませていましたが、1年もフィリピンで生活していると、「これがフィリピンやから」って割り切れる部分も出てきます。
それでもイライラしてしまうこともありますけどね笑
でも、日本人みたいに気をつかいすぎることもないし、逆に気をつかわれすぎることもないです。
ラクなのは確かです。
こうやってフィリピン人の "テキトーさ" に慣れてくると、だんだんと "ありがたいテキトーさ" に出会えます。
フィリピン人の "厄介なテキトーさ" と "ありがたいテキトーさ"
今回は、郵便ポストを巡って、フィリピン人の "厄介なテキトーさ" と "ありがたいテキトーさ" を身をもって感じた体験談を紹介します。
厄介なテキトーさ
コンドミニアムの一室を借りて一人暮らしを始めた時、そのコンドミニアムの郵便受けは使われていませんでした。
なので、郵便物は管理人さんたちが管理していて、何か郵便物が届いた時は、管理人さん側が声をかけてくれるか、自分から声をかけて受け取っていました。
数ヶ月後、郵便受けが使えるようになって、郵便物はそこに届けられるようになりました。
しかし部屋を借りた時には、郵便受けの鍵をもらっていなかったので、担当してくれていた不動産の人に、鍵を欲しいことを伝えました。
そこから数ヶ月、待てど暮らせど鍵を渡してくれない。
鍵がないので郵便物は溜まる一方。
これは完全に、フィリピン人の "厄介なテキトーさ" ですね。
ありがたいテキトーさ
さぁ、どうしようか。
鍵がないので郵便受けは開かないまま。
郵便物を入れる小さな窓みたいなトコから中をのぞいてみると、たんまりと郵便物が溜まっているのが見える。
このままでは埒が明かないので、ひとりの管理人さんに相談してみました。
鍵がなくて郵便受けが開けれないことを伝えると、その管理人さんはニヤニヤしながら、「スペアキーがあるさ」と。
スペアキーなんかあったのかよ!と思ったが、それを口に出すことはなく管理人さんを見ていると、彼が机の下をゴソゴソしながら出してきたのは、長い太めの針金を折り曲げた、文字通りただの針金。
完全に拍子抜け。
スペアキーが出てくると思ったら、彼の手に握られていたのはただの針金。
この針金がどうスペアキーになるのかと考えていると、それは見事なスペアキーでした。
管理人さんは、郵便物を入れる小さな窓に先を折り曲げた針金を入れ、何やら中でゴソゴソしている。
すると、針金の先の曲がった部分に、郵便物が引っかかって次々と郵便物を救出していく。
それはもう熟練の技のように、溜まった郵便物がどんどん出てくる。
結果、見事なスペアキーと管理人さんの熟練の技によって、数ヶ月の間郵便受けの中で眠っていた無数の郵便物たち全員を無事に救出することに成功。
日本では考えられない郵便物の取り出し方でしたが、これはフィリピン人の "ありがたいテキトーさ" ですね。
こんなやり方やったら、誰でも他人の郵便物も簡単に取れてしまいますが、そんなことを気にしないフィリピン人のテキトーさに助けられました。
ちなみに郵便物のほとんどは、電気代と水道代の通知やありきたりな広告でした。
数ヶ月間ポストを開けてなかったので電気代の催促状も届いてました。
終わりに
華麗な郵便物の救出劇は、今も月一くらいで見ています。
そうです、いまだに郵便受けの鍵はもらえていないのです。
まぁもういいかなって思ってきたので、おそらく今後も開かずの扉を開けることはないでしょう笑
今回は、フィリピン人の "テキトーさ" を紹介しましたが、皆さんはどう思ったでしょうか?
もし、こんなテキトーな国でも大丈夫!って思ったら、是非フィリピンに遊びに来てください!
では、また。